2004年07月22日

280馬力の時代の終焉

国産車の280馬力自主規制が6月30日に正式に撤廃されたことが日本自動車工業会から発表されました。
報道状況を見るホンダのレジェンドが第一号となるようです。

色んなメディアに書かれているが、280馬力という数字が自主規制値になった根拠はほとんどありません。
規制が始まった1989年当時に一番馬力のあった車(日産フェアレディZ)が280馬力だったというだけです。

■■余談(280馬力の第一号車)■■
昔、日産はプリンス自動車というメーカを吸収合併しました。
フェアレディは日産出身、スカイラインはプリンス自動車出身の車です。
当初、スカイラインGT−Rが280馬力第一号となる予定でしたが、日産社内から反発があり、フェアレディZが先に280馬力として発売されたというウワサがあります。
当時の日産にはプリンス自動車出身の車が第一号ってのが気に入らない人が上層部に居たって事なんでしょうねえ。
まあ、そんな人たちが経営をしてたから、ゴーんさん登場まで傾いた会社を立て直せなかったんでしょう。
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この280馬力規制は、日本自動車工業会は当時問題となっていた交通事故増加への対策として国に提示したものです。
「とりあえず「パワー」=「悪」ってことにして、それを規制しておきます。」的なものだったと記憶しています。今までも何度となく規制撤廃のウワサが流れたが結局実現しませんでした。
撤廃に至らなかった理由は「パワー」=「悪」ってのが世間に浸透しちゃってて、世論の反発が怖いってのが原因の一つなんだと思います。
でも実際の道路には280馬力を超える外車がウヨウヨ居るんだから、安全ってことじゃ殆ど意味が無い規制でした。

なぜ今280馬力規制が撤廃が可能になったかといえば、自動車会社の競争力的な部分で認可されたと言われています。たぶん次の2つ(ほぼ1つだけど)が理由。

・280馬力規制のせいで、輸出用と国内用で2種類のエンジンを作らなきゃいけないのはコスト増に繋がる。
・規制のせいで高級車の国際競争力が落ちてしまっては、日本の車メーカは生き残れない。

国も財源である自動車業界を潰す訳には行きませんからねえ。
国際競争力とか言われたら仕方ないでしょうなあ。

まあ、1年くらいはどこのメーカも様子見で高級車でしか280馬力超えはやってこないでしょうが、今回の規制撤廃で日本のメーカが世界級のスポーツカーを作る権利と環境を手に入れたというのは間違えないと思います。
どんな車が発売されるのかが楽しみです。
posted by ナカタ編集長 at 15:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | くるま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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