2009年10月07日

トヨタ&スバルの新しいFR

トヨタとスバルの共同開発車「FT-86コンセプト」が東京モーターショーで発表されるようだ。

名前からもわかるように「86」と呼ばれて未だに人気の「カローラ・レビン」「スプリンター・トレノ」をコンセプトに持つ車で、トヨタにとて久々のライトウェイトFR車ということになる。

今分かっている情報で言いたい放題します。

<その1:エクステリア編>
まず実車の画像↓
FT-86

エクステリアを観ると、86というより、セリカ。
フロントライトの形、ボンネットのプレスライン。
何の情報もなしに、車だけ見せられていれば、セリカが復活したと考える人は少なくないと思う。

うーむ。
そもそもトヨタ車って考えなきゃ、フロントはコルベットか?
一番売れると思われる北米での売り文句は「プアーズマン・コルベット」ところか?

コルベット!

エクステリアにおいて、昨今ブームの古い車を現代風に復刻させた人気車(ビートル、ミニ、チンクエチェント)のような、旧車のデザインでのアイデンティティを引き継ぐような動きが見えないのが少々残念。
まあ、86の存在自体が、一代限りの単発モデルみたいなものだから、引き継ぐようなアイデンティティも無いのか?
折角コンセプトカーなのだから、あの86のツートンカラー(白黒、赤黒)あたりを強引に引っ張り出すのも面白かったと思う。
そうしないと、86の末裔に見えない。

また、水平対向の持つ低重心さもボンネットのデザインから感じられないのも残念。
フェアレディZみたいに、セダンに無理やりスポーツカーを被せて潰したもんだから、前方の見切りが最悪な車みたいにはならないで欲しい。
ボンネットを低くして、見切りよく安全に運転できるようにして欲しい。
スポーツカーってのは本来、最も安全に運転できる車でなくてはいけないと思います。

つーことで、現状のエクステリアにおける結論ですが
「86って考えなければ、そんなに悪くない」
というところです。


<その2:インテリア編>
続いてインテリア。
こういう車なので運転席周りが重要。要チェックです。

インテリアの画像↓
FT-86のインテリア

まず思ったのが、ウィッシュと同じ人がデザインしたでしょ?っていうチャラい感じ。
ワケの分からん、エアコンの吹き出し口を見て思った事です。

トレンドだとか、スポーツカーの流儀を全く意識していないし、10年くらい昔の未来図みたいなデザインだと思いました。
つまり最初の印象はダサい。

ただ、86も運転席のメーター左右にダイヤルがあったりして、当時の思い出からすると、凄く独特だけど中々カッコいいってのがありました。
その辺のイメージは頭にあって、デザインされているように感じまず。
エクステリアよりは、86を感じました。ダサいとか関係ない感じは特に。

とはいえ、カッコいいのか悪いのかと言われれば、最初に書いたとおりで、ちょっと違います。
販売車になって、変わりそうな雰囲気もあるので、まあ評価は先送りさせてください。
注文を付けるとすれれば、ハイソサエティな女性にもカッコいいと思えるデザインにした方が、訴求力も生まれていいかなーって思います。(エクステリアも含めて)

あと、オマケで1つ書かせてもらうと、写真のメーター部分に「富士スピードウェイ」のコースが見えます。
トヨタとしても、レースでも活躍させようという事なんでしょうかね。


<3.エンジン>
この車は安く造って、量産されて人気車種となるべき車だと思うので、価格のためにも車のサイズももう一回り小さくしてほしかったけど、水平対向のツラい所で横幅は稼いであげなければエンジンが納まらない所もある。北米での販売もあるし。
じゃあその皺寄せはどこに来るかといえば、エンジンのお値段?

スバルの水平対向エンジンで、2Lだということなので廉価版を考えるならインプレッサ搭載のSOHCの140ps/19.0kg・mという別に普通のエンジン。前のセリカの普通のモデルと同じスペックだわな。SOHCだけど。
でも、86をコンセプトとしているなら、DOHCと行きたいところ。
それなら、前の型のレガシィに搭載されていた190ps/20.0kg・m(だっけ?)というスポーツエンジンがある。
今のスバルのラインナップには無い。
フォレスターが148psのDOHCを積んでるけど、まあフォレスター仕様になってるので、コンピューター変えればなんとでもなるでしょう。

あと、妄想パワー爆発ですが、ボンネットの高さを考えれば、スバルお得意のターボ仕様もありえるかも。
そうなれば、ガツンと250psと308psもありうるが、ライトウェイトFRの定義からは外れるので、個人的には反対です。
燃費の問題もあるし。
エンジンは安くていいから、サスペンション辺りにお金を掛けて造った方が楽しい車になるんじゃないでしょうかね。

また、元々86は、ヤマハの4A-Gっていう当時としては最高に高回転まで廻る神様エンジンを積んでた車なので、FT-86もそれと評価を争わなければいけないのは辛いところ。
一番辛い課題をトヨタが逃げて、スバルに振った感じ?それは考えすぎか?

たとえば、「トヨタ販売版はヤマハがチューン。スバル販売版はSTIがチューン。」ってなれば色も出て面白いけどねー。
コスト的に無理?出来そうだよね。


<4.総評>
散々、悪口?を書いているが、本当にこれが出てきただけでも、もの凄くトヨタの若社長を評価している。
86再来と散々騒いでガッカリだった、アルテッツァなんかより1000倍は良い。(アルテッツァ自体が悪いという訳ではない)

随分と長い間、トヨタは「大人の事情」で車を造り続けてしまった。
そしてそれが、トヨタになってしまった。
こんなに車に恵まれているはずの国なのに、若い連中が車から離れているのは、最大メーカーであるトヨタの責任は多いにある。
経営重視で戦ってきたが故に、多くの国民を潤したが、車の魅力は散々削がれていったし、魅力のない業界に人材も集まらなくなってしまった。
まず潰れないであろう世界的企業なのに、景気が悪くなっただけで就職希望者がガッツリ減ったのはトヨタとしてもショックだったと思う。

スバルと共同開発をしている車だし、年次改良が成される熟成モデルのベースとなることを祈っております。
その為にも、まず販売に漕ぎ着けてください。

posted by ナカタ編集長 at 12:36| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | くるま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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